子犬のトイレトレーニング完全ガイド:失敗させない手順と時期
子犬をむかえた日は、人生でいちばん幸せな日のひとつです。ラグの上に最初の水たまりを見つけるまでは。
でも安心してください。トイレトレーニングは、子犬との暮らしのなかでいちばん見通しの立てやすい部分です。生活リズムを一定にして、うまくいったときにきちんとごほうびをあげていれば、多くの子犬は生後4〜6か月ごろまでに安定してトイレを覚えます。
このガイドでは、Ruffyアプリの中で教えているのと同じ、力に頼らない方法で、子犬のトイレトレーニングの進め方を順を追って説明します。
トイレトレーニングはいつから始める?
家に来たその日から始められます。多くの場合、生後8週ごろです。
この時期の子犬はぼうこうが小さく、がまんもまだできません。ですから最初の目標は「完璧にすること」ではありません。失敗がクセになる前に、良い習慣のほうを先につくることです。
がまんできる時間のおおよその目安は、月齢+1時間。生後2か月なら2〜3時間おき、夜も同じくらいの間隔でトイレに連れて行く必要がある、ということです。
用意しておくもの
始める前に、うまくいきやすい環境を整えておきましょう。
- 決まったトイレの場所 — 屋外なら1か所、室内ならペットシーツを敷く場所を1か所。
- 特別なおやつ — 小さくてやわらかく、トイレが成功したときだけにあげるもの。
- クレートかサークル — 立って、向きを変えて、横になれる広さ。それ以上は広すぎます。
- 酵素系のペット用クリーナー — においを分解できるもの。普通の洗剤ではにおいが残り、同じ場所でくり返す原因になります。
- 記録できるノートかアプリ — 食べた時間、飲んだ時間、出た時間をメモします。
ステップ1:毎日のリズムを一定にする
子犬は決まったリズムの中でよく育ちます。そして、トイレを早く覚えるかどうかを分けるいちばん大きな要素が、この予測できるスケジュールです。
次のタイミングで、いつも同じ場所へ連れて行きましょう。
- 朝いちばん
- ごはんや水を飲んだあと
- お昼寝から起きたあと
- 遊んだあと、興奮したあと
- 寝る前
- 子犬のうちは、その合間も1〜2時間おきに
ごはんも「置きっぱなし」ではなく時間を決めてあげると、トイレのタイミングがぐっと読みやすくなります。入る時間が決まれば、出る時間も決まります。
ステップ2:トイレの場所は1か所に決める
連れて行くのは、いつも同じ場所に。残ったにおいが「ここは何をする場所か」を思い出させ、行動のきっかけになります。
自由に歩き回らせるのではなく、リードをつけて連れて行きましょう。そうすれば、そのお出かけが「探検」ではなく「トイレ」のための時間になります。
ステップ3:出たその瞬間にほめる
ここでつまずく飼い主さんがいちばん多いところです。多くの人は、家の中に戻ってきてからほめます。でもそのときには、子犬はもう何をほめられているのかわかりません。
そうではなく、出し終わったその瞬間に、その場でほめてください。落ち着いた声でほめて、2〜3秒以内におやつを渡します。このタイミングの短さこそが、「この場所でするといいことが起きる」と子犬に教えてくれます。
しはじめたタイミングで「ワンツー、ワンツー」のような合図の言葉を静かに添えるのもおすすめです。続けているうちに、声をかけるだけでうながせるようになります。
ステップ4:見る、囲う、くり返す
トイレの合間、子犬はしっかり目を離さずに見ているか、クレートやサークルで落ち着いて過ごせるように囲っておくか、そのどちらかにしましょう。
子犬には、寝る場所を汚したくないという本能があります。だからサイズの合ったクレートは、短い時間がまんする力を育ててくれます。
そろそろ、というサインを見逃さないでください。
- 急に床のにおいをかぎ出す、その場でくるくる回る
- クンクン鳴く、そわそわして落ち着かない
- 前に失敗した場所へ向かう
- 遊びの途中で急に動きを止める
サインに気づいたら、さっと抱き上げて、まっすぐトイレの場所へ。
ステップ5:失敗したときの正しい対応
失敗は必ず起きます。それは失敗ではなく、過程の一部です。起きたときは、こうしてください。
- 叱らない、罰しない。 罰は「人の前でするのは怖いこと」だと教えてしまい、隠れてするようになって、かえって遠回りになります。
- その場を見つけたら、やさしく中断する。 落ち着いた声で「あっ」と声をかけ、抱き上げて正しい場所で続けさせます。
- においを残さず掃除する。 酵素系のクリーナーで、においごと分解します。
あとから見つけた場合は、黙って片づけるだけで大丈夫です。時間が経ってしまえば、もう教えられることはありません。
夜のトイレはどうする?
はじめのうちは、子犬は一晩ずっとはがまんできません。夜中に1回、静かなアラームをセットして連れて行きましょう。
このときのお出かけは、あえて退屈にするのがコツです。遊ばない、照明は暗いまま、済んだらまっすぐクレートへ。子犬の成長に合わせて、少しずつ間隔をのばしていきます。多くの子犬は、生後4か月ごろには朝まで眠れるようになります。
どれくらいの期間がかかる?
同じ対応を続けていれば、数週間でほとんど失敗しなくなる子犬も多く、生後4〜6か月までにはしっかり覚えます。大型犬や、まわりが気になりやすいタイプの子は、もう少し時間がかかることもあります。
進み方はまっすぐではありません。歯の生え変わりの時期、引っ越しなどの環境の変化、バタバタした日には、後戻りすることもあります。それが普通です。
早くうまくいく飼い主さんには、共通点がひとつあります。毎日同じようにしていること。同じ場所、同じタイミング、同じごほうび。それだけです。
よくある失敗
- 失敗を叱る — 進みが遅くなり、信頼関係も傷つきます。
- タイミングがバラバラ — 子犬が混乱し、失敗が増えます。
- ごほうびが遅すぎる — おやつと行動が結びつきません。
- 早いうちから自由にさせすぎる — 見ていないところでの失敗のもとです。
- 掃除が中途半端 — においが残ると、同じ場所でくり返します。
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トイレトレーニングは、ほんの入り口です。Ruffyアプリには、トイレトレーニングの手順をひとつずつたどれるコースのほか、クレートトレーニング、基本のしつけ、リードの歩き方などのレッスンがそろっています。どれもポジティブトレーニングにもとづいていて、1日数分あれば進められます。
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